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2004年11月13日 山川Eまどかの雑記帳
『大統領選挙とハロウィーン』
ヴァ−ジニア州の11月は、落ちるべき落ち葉はすべて落ち尽くし、落ち葉掃きのニーズから解放されてそれぞれの家庭がほっとしている時期です。もう秋とは呼べないものの、冬と呼ぶには何だか早いような日中の日ざしと、朝晩の冷え込みのギャップを肌が敏感に感じわける気候です。

毎年アメリカの秋は、10月のハロウィーンと11月の感謝祭(サンクスギビングデー)のシンボルであるオレンジのかぼちゃの色が目に付くのですが、今年の秋はそれよりも、大統領選挙のおかげで赤青白の国旗の色をあちこちで意識させられました。アメリカでは選挙権を持たない私ですが、『ケリーとブッシュどちらを支持するか?』という質問は夏以前から頻繁に投げかけられたものです。

私は、『必ずしもブッシュの政策に賛成出来ないものの、ケリーがあまりにも突っ込みどころ満載過ぎて情けないために、消去法で仕方なく共和党のブッシュを消極的に指示する派』でした。(キワモノ扱いのラルフ・ネーダ−候補は初めからお呼びでない)個人的な知り合いは全てケリーに投票したということが判明し、比較的保守的な地域であるヴァ−ジニアに住む私は、一体ブッシュ支持者はどこに隠れているのか、と不思議でなりません。

ケリーはそもそも、イラク出兵の際には賛成派だったにも関わらず、民主党の候補者に名前があがってからは急にラブ&ピースカラーの、ブッシュ反対派に迎合するような発言を繰り返しました。単なるヒッピーくずれのおじさんだったら許せる発言でも、一国の(しかも影響力の大きい国の)リーダー候補者が呪文のように平和平和と繰り返すだけでは、どこの国民も不安になることでしょう。

もともとカリスマの輝きを持たないケリーが、反イラク出兵の感情や不景気への不満を追い風にしてさえも悪役ブッシュに勝てなかった要因は様々に分析されることでしょうが、結果としてはアメリカ国民の過半数は、マスコミの反ブッシュキャンペーン(旗手:マイケル・ムーア監督)に流されることなく、冷静に自分の決断を下したということなのだと私は受け取りました。イラク問題以外の、経済や外交などの分野でもケリー独自の意見と言うものが見当たらず、ブッシュを批判することによって一見耳ざわりの良い言葉を羅列しているだけの印象が、キャンペーン当初から最後まで拭えなかったのは残念でした。

より良い生活、より良い改革のための変化は大歓迎する態勢でいたはずのアメリカ国民は、必ずしも積極的にブッシュを選んだわけではないと思います。今さらながら、民主党は他にもっとましな候補者を出せなかったのか?という思いが捨て切れません。4年後に期待したいと思います。

さて、子供達にとっては、大統領選挙投票日の2日前のハロウィーンの方がよほど大きなイベントだった筈です。ハロウィーンは、アメリカ人にとっては『子供の頃の楽しい思い出ベスト3』に必ず入るという行事で、気合いが入るのは製菓会社だけでなく、子供のいる家庭ではどんな仮装をするかということが早くから検討される、重要な秋のお祭りなのです。

鏡餅やお正月のお飾りを日本人が用意するように、アメリカ人は目に染みる様なオレンジ色のかぼちゃを玄関先に飾り、ハロウィーン当日までには、ロウソクを立てるために中をくり抜いて、顔の付いたランタンを作ります。これは本当にかなりきっちりと守られている習慣で、恐らく次世紀になっても間違いなく受け継がれて行かれるような安心感があります。
(C)madoka

食べる物の半分は甘いもの、と言っても過言ではない程の甘党の私としましては、ハロウィーンに向けて各メーカーがぶつけて来る期間限定のフレーバーやパッケージのお菓子の数々が毎年楽しみです。(10月はメーカーの一番の稼ぎ時だそうです。ちなみに、二番目は春のイースターの時期)今年は、普通はミルクチョコレート味のものが、ホワイトチョコレートに変えられた趣向が数社に見られまして、キットカット(日本でもお馴染みの、ウェハ−スをミルクチョコレートでコーティングしたお菓子)がオレンジ色のホワイトチョコレートコーティングになったり、ピーナツバター味で人気のリーシーズ・ピーナツバターカップもホワイトチョコにくるまれて真っ白で登場したり(この味は賛否両論あり)、M&Mが全てオレンジと黒に変わったり、とスーパーのお菓子売り場でしみじみとハロウィーン、イコール秋の訪れを感じました。

私は30を越えたイイトシのオトナですので、残念ながら仮装に身を包んで各家々を廻って『お菓子をちょうだい』とねだって歩くことは倫理的に(?)許されませんが、子供が時間をかけてもらい歩いて来たお菓子の上前をはねて、こんなお菓子もあったんだ!(まずい、美味しい両方の意味で・・・)と新たな発見をしたり、玄関口にやってくる子供達の仮装の傾向を見たりして(ディズニーのお姫様シリーズ強し!)お菓子の甘さに頭痛を起こしながらも、毎年心待ちにしてしまう行事なのです。
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