Bartok Gallery   info@bartok-eye.com
INDEX HOME MAP 規約 member What’s New リンク
第16回 アーティスト対談 『音楽業界のカリスマ アートディレクター』

 信藤三雄



------------------------------------------
信藤三雄 MITSUO SHINDO  アートディレクター/映像ディレクター

1948年東京生まれ。85年、コンテムポラリー・プロダクション設立。
松任谷由実のアルバムジャケットの制作を機に本格的にジャケットデザインを始める。

以降、ピチカート・ファイヴ、Mr. Children、MISIA、エレファントカシマシ、元ちとせ、GLAYなど、これまで手掛けたレコード&CDジャケット数は約850枚にも及ぶ。
98年には映画「代官山物語」を発表。

桑田佳祐「東京」では2003年度のスペースシャワーMVA BEST VIDEO OF THE YEAR も受賞した。
03年には短編映画「男女7人蕎麦物語」を発表。

作品集に「続シーティーピーピーのデザイン 絶頂篇」など。
---------------------------------------------------


(ジェイン)イラストレーターで音楽好きで、バンド活動をしてる人多いんです。どうしたら、音楽系のイラストの仕事できるか、教えてください。

(ジェイン)音楽系の仕事って派手で目立ちますものね。

(ジェイン)アートディレクターの立場から、一緒に仕事してもいいな〜って、思える事ありません?。

(信藤)例えば、GLAYだったら、GLAYでしかありえないだろうイラストレーターを捜します。

(信藤)それでしかあり得ないという事がポイントなのかな。

(信藤)GLAYも描くし、スピッツも描くしっていうのじゃ困る。


(ジェイン)じゃあ、個性的なイラストレーターの方が選ばれるんですか?


(信藤)すごい根本的には、ミュージシャンとイラストレーターの思考するものが一緒って事。

同じ音楽が好きで、同じものに影響受けていて、好きなものがいっしょで…。って言うのが理想ですが。


(ジェイン)その場合は、同じ世代を生きたって相手の方がいいんですか?

(信藤)世代は関係ないかもね。

(ジェイン)たとえば、若手のミュージシャンのジャケットを有名なイラストレーターが担当する事もあり得るんですね。例えば、年上のイラストレーターとか。

(ジェイン)その、逆もあるんですね。

(信藤)そうですね。

(信藤)ただし、他にふるってのはない。一人のミュージシャンと一人のイラストレーターとのコラボレーションだから。


(ジェイン)合う、合わないは、難しいですね。

(信藤)ミュージシャンもイラストレーターも、アーティスト同士だし、難しい。

(信藤)基本的に、イラストのジャケットは、少ないですしね。

(信藤)音楽の仕事では、イラストは使い辛いんですよ。ジャケットは、その人(ミュージシャン自身)でしかあり得ないジャケットにすべきだし、そういった意味ではアーティスト本人のポートレートがジャケットになるのが基本だと思う。

(ジェイン)例えば、今までにイラストレーターにチャンスをあげた事ありますか?

(信藤)この人は確かにそうだったな〜

(信藤)鈴木博美


(ジェイン)えーどうして、選んだの?

(信藤)うーん、たまたま…・・。

(信藤)彼女がフリッパーグ.ギターが好きで、ブック見せに来て…。

(信藤)運がよかったのかな〜。


(ジェイン)え~、進藤さんの所にも作品持って、直接売り込みに来る人いるんですか?

(信藤)いますよ。

(ジェイン)どうやったら会ってもらえるんですか?

(信藤)忙しいから、しょっちゅうは見れないけどね。

(ジェイン)どなたかの紹介とかじゃないと、無理ですよね?

(信藤)ん〜。

(信藤)全てはタイミングでしょうね。


(ジェイン)じゃ、その鈴木博美っていう人、間が良かったんですね。

(信藤)ブックを送って貰って、気にいれば見よう〜ってケースもあるんですよ。


(信藤)音楽の仕事は、イラストは使い辛いんですよね。

(信藤)ジャケットは、その人でしかあり得ないので…。

(信藤)オリジナリティが無くなってくるから。



(ジェイン)イラストのジャケットで印象に残ってるのはありませんか?

(信藤)去年、「サンタラ」というバンド、珍しくイラストレーターの人に頼んでみました。

(信藤)評判が良くて、「サンタラ」のジャケット3作くらい連続でお願いしました。

(ジェイン)なんて言うイラストレーターですか?

(信藤)水口理恵子さんです。

(ジェイン)どんな人?有名な人?

(信藤)MUSIC MAGAZINの表紙もやってる人だよ。

(ジェイン)あ〜、そういう流れで仕事出してもらえたんですね?

(信藤)いや〜、それは関係無く…。たまたま彼女が表紙をやってたのが、後で分かったぐらいの事。

(信藤)キッカケでは、ないよ。

(信藤)「サンタラ」っていうバンドは未だに会った事ないんだけどね〜。


(ジェイン)え〜、普通は会ってイメージを膨らませるのかと思った。

(信藤)(珍しいんだけど)たまにそういう事もあるね〜。

(信藤)会うのは普通だけど。








(ジェイン)信藤さん自身の事聞いてもいいですか?

(ジェイン)信藤さんが音楽系のアートディレクターでナンバーワンですよね。

(ジェイン)時に、渋谷系?っていう人たちのカリスマなんですね。

(ジェイン)そんな進藤さんが、音楽の仕事を専門になったの?

(信藤)なんとなく。

(信藤)これっていう理由ないな〜。

(信藤)ま〜、レットイットビーな人生だからな〜


(マネージャー)アハハハ…。


(信藤)最初は、広告の仕事してたんですよ。

(信藤)つまんなくてね〜、その頃は。

(信藤)つまんないな〜と思いながらやってたんですョ。

(信藤)たまたま、湯村輝彦さんと言うイラストレーターがいて、自分は湯村さんの事がすごい好きで。


(ジェイン)湯村さんはよく知ってます。家にも遊びに行ってたし。

(信藤)あっ、そう(笑顔)。

(ジェイン)弟子の人達とも、みんな親しかったです。イラストレーターのOも、カメラマンのMも。それから高橋Kも。



(信藤)湯村さんに会う事ができて、その後に、「信藤君、なんか作品作ってみれば」と言われて。

(信藤)それで作ったら、すごい気に入ってくれて、いろんな仕事先を紹介してくれた。

(信藤)「湯村さんは、僕の恩人ですよ」


(ジェイン)音楽系の仕事のキッカケは湯村さんだったんだ〜。




(ジェイン)ここの事務所、どれくらい居るんですか?

(信藤)1年ぐらいかな〜。

(ジェイン)ここ、凄くいいですよね(目がキラキラ)

(ジェイン)買ったんですか?

(信藤)賃貸だよ。

(ジェイン)駅から近すぎて、2〜3周回ってしまいました。こんなに近いはずは無いと思い込んで。

(ジェイン)ここいくらするんですか?俗っぽくてすみません。

(信藤)「アハハハ…」

(マネージャー)「アハハハ…」

(ジェイン)私が当てますから(真剣モード)

(ジェイン)家賃、月に○○円ぐらいでしょ。

(信藤)「ガハハハ…」

(マネージャー)「アハハハ…」

(ジェイン)ここの一月の家賃、イラストレーターの年収ぐらいの人だっているのに…。

(信藤)「いいよ〜、いいよ〜」

(ジェイン)こういう人がいると、これが一番やる気が出る。励みになります。夢が持てる〜。

(信藤)「アハハハ…」




(ジェイン)ここに来る前は、何処にいたんですか?

(ジェイン)ジェインは、ずっと前に、信藤さんとこに行った事あるんです。

(ジェイン)広尾の先、天現寺のとこ。

(信藤)え〜その時、知ってんの〜

(信藤)あ、そう。

(信藤)それは、古すぎる。


(マネージャー)結構、引越し魔ですよね。


(信藤)天現寺から中目黒行って、代官山。麻布十番。それでここだよな(マネージャーを見る)。

(マネージャー)そうですよね。(笑)

(ジェイン)どうしてここに?。好きな場所だったんですか。

(信藤)やぁ〜、前にね、東北沢に住まいがあって、ボクシングジムに通い出したのね。

(信藤)それが続けたいなと思ったんだよね。


(ジェイン)音楽の人、この辺好きですよね。

(信藤)そうだね。

(ジェイン)そうだ、デザイン関係も多いし。

(ジェイン)私の師匠、藤枝リュウジさんもこっち。


(ジェイン)今もボクシングやってるんですか?

(信藤)ううん、通ってるよ。

(ジェイン)ボクシングって、ボクササイズみたいな事?

(信藤)いや、普通のボクシングだよ。

(ジェイン)ボクシングが趣味なんて、驚いた。






(ジェイン)ゴールデンレトリバー、玄関のドア開けたら飛び掛って来て。事務所の人が、慌てて「犬、苦手じゃないですか?」って慌てていました。

(ジェイン)あの犬の散歩も、信藤さんがしてるんですか?。スタッフの人?

(信藤)自分で。

(ジェイン)この周りを毎日、走ってるんですか?

(信藤)うん。

(信藤)駒沢のドッグランに連れて行ってる。


(ジェイン)夫婦なの?。親子?。

(信藤)親子。

(信藤)ミールとミゼット。


(ジェイン)ちょっと大きい方がお母さん?

(マネージャー)ちょっと大きくなっちゃった方が、娘のミールです。

(ジェイン)どの位一緒にいるんですか?

(信藤)5年目。

(ジェイン)ここに呼んでもいいですか?。

(信藤)うん、構わないよ。




(ジェイン)ファンの人の為に、好きな食べ物教えてください。

(信藤)お酒はあまり飲まないな〜。

(ジェイン)甘党ですか?

(信藤)すごーい甘党。

(ジェイン)和ですか、洋ですか?

(信藤)両方。

(ジェイン)あんこも、クリームも?

(信藤)無差別に好き!!。

(マネージャー)すごい食べますよね!。

(ジェイン)でも、体型変わりませんよね。ボクシングのせい。

(ジェイン)背が高いから、すらっと見えるの?

(信藤)そんな事ないよ。10kg位太っちゃてるよ。



(ジェイン)コンピューターもいっぱい並んでいないし、デザインの会社の雰囲気がまったく無い。

(ジェイン)どこで仕事してるんですか?

(マネージャー)1階と2階の一室は、他のスタッフの仕事部屋。

(ジェイン)2階のこの机は伊藤さんのですよね?(マネージャーを見る)

(マネージャー)はい。

(信藤)3階に社長室はあるんだけど、ほとんどそこには行かないよな〜。

(マネージャー)そうですね〜。

(ジェイン)じゃ、何処で仕事してるんですか?。

(信藤)だいたい、ここに座ってるよな〜。ぼーっとしてるな〜。」

(ジェイン)日当たりいいですね。気持ちいい。お昼ねするのにぴったり。


(ジェイン)何時もノンビリしてて、怒らなそうで優しそうだって、前から思ってました。

(信藤)いや〜、怒ってばっかりいるよな〜。

(ジェイン)みんなノビノビ仕事してる感じで、良いですね〜。

(マネージャー)「……」

(信藤)いやぁ〜、怒ってばっかりだよ。「アハハハ……」



(信藤)後は、あの皮のソファーに座って仕事してる。

(ジェイン)どんな風に。

(信藤)頭の中に、そこの本の全てのページを覚えている。

(マネージャー)打ち合わせの時に、その本の何処の、どのページって言えば、直ぐ出てきますもんね。

(ジェイン)全ては頭の中で作りあげるって事ですね。






(ジェイン)世の中には、信藤さんと一度でいいから仕事したいって思っている人沢山いますよね。ジェインがこれはと思うイラストレーター連れて来ますから、ポートフォリオじっくり見てくださいね。


(ジェイン)信藤さんは、若手アーティスト発掘の名手と聞いていますから。



TOP

© 2003-2005 Bartok Gallery.All Rights Reserved.  (info@bartok-eye.com)
このホームページの写真イラストデザインなどの無断転載・複製を禁じます