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ジェインのアーティスト対談

第1回 吉井宏さんとジェインの新春対談
第2回 ラジカルジェインの食いしん坊談義
第3回 ぼくのすいぞくかん館長友永たろさん
第5回 『最高の贅沢』坂川栄治
第6回 『Timescapes』 広川泰士さん

第4回 『鳥カゴの部屋の191番』 坂川栄治さん


(ジェイン)坂川さんには、まず始めに、みんなが聞いて欲しいと思う事をたずねます。ズバリ、どうしたら坂川さんと仕事が出来るんですか?坂川さんと仕事出来たら、凄い事だって、みんな思いますよね。どんな風にイラスト描けばいいか、具体的に教えてください。

(坂川)ポイントは?って言ったって。『それが自分で見つけられないとダメなんだよ』

(ジェイン)そうですよね。それを見つけようとみんな頑張ってるんですものね。でも、ちょっとヒント…は?。

(坂川)一回はそのことをアドバイスして教えることは出来ても、そういう人は本当のところで理解してないから、次、また、となる。どうしていいか分からなくなる。

(坂川)何を画けば、何をすればいいか、それが見つけられないことが、問題なんだね。


(ジェイン)そうですね。見つけられない人たちの絵は、誰が描いたか分からない絵になりますね。

(ジェイン)それじゃ、坂川さんが求めている絵は?…なんですか。こんなの描いて欲しい絵、あるんですか。何を描けば、坂川さんが使ってくれるんですか?

(坂川)…………(笑い)。
この間も、呼ばれて話した時にも聞かれたんだけど……。
ぼくは、色々なスタイルがあるのがいい。韓国料理みたいに。
色んな個性のイラストのおかずが並んで、デザイナーが好きなの選べるみたいなの。


(ジェイン)韓定食のスタイルですね。

(ジェイン)あと、人と違う事やれば(描けば)いいんですね!。

(坂川)いや、そうとばかりもいえない。変わった事をするとか、しないとかじゃなくて、『自分流の個性を表現できるかどうか』ということ。それで違いが出せないようならば、ダメってこと。



坂川さんの事務所の場所は、広尾の有栖川公園の方角。坂道を上がった、坂の上の古い洋館です。
2階の窓に鳥カゴが見えます。これが目印。
部屋には、イラストレーターのファイルが190人分もあるのです。
  
打ち合わせの部屋は2つ。大きな木のダイニングテーブルが真ん中にある広い部屋と小さな部屋。

鳥カゴのある部屋で、坂川さんが打ち合わせをしながら、イラストレーターを選ぶのです。




(坂川)打ち合わせの時は、ぼくはゲラを読まないから、編集者からとにかく色んな事を聞きだすんだ。装丁のポイントになるものを探るんだ。それを聞きだすのが、ぼくの仕事のようなものなんだ。

(ジェイン)坂川さん、ほんとに聞き上手ですね。

(坂川)ジェインみたいに、ペラペラ、ペラペラ自分のことを自分から話す人は、日本人には少ないんだ。

(ジェイン)周りの人たちは何時も本音を言わないで様子ばかりみてるから。私が先頭をきって話してるんです。そうしたら、ジェインさんは元気がいい、元気がいいって。  
あまりうれしくない言葉。あなたも本音で話せばって……。
時間が掛かりますね、本音を引き出すまでに。  

(坂川)アー、今日はラクだ、ラクだ。自分から話してくれるから、いつもみたいに、こっちから聞き出さなくて済むからね。

(ジェイン)私っておしゃべりなんだ〜…。
やっぱり…。

(坂川)ちょっとは、相手を見てから、話した方がいいかもね(日本では…)。


(ジェイン)このファイル預けている人たち、エリートなの?
坂川さんと仕事できるんだもの。

(坂川)ずーっと入ったままの人もいるよ。だから、ここに(鳥カゴの部屋のファイルに)入っているからって、あまり期待しないでね。

(ジェイン)メンバーの入れ替えはしないんですか?

(坂川)基本的にはずーっと入っているんだよ。
マー、5年に一回くらいは整理するけど。


(ジェイン)それだったらジェイン、191人目に入りますから……。

(坂川)勝手に決めないでよ。(笑い)

(ジェイン)よろしくお願いします。私に最初に仕事出してくれた人になってください。「ジェインに、はじめてイラストの仕事出してくれた人、坂川栄治だって」いろんな所で言いますから……。

(坂川)………………。



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