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ジェインのアーティスト対談

第1回 吉井宏さんとジェインの新春対談
第2回 ラジカルジェインの食いしん坊談義
第3回 ぼくのすいぞくかん館長友永たろさん
第4回 『鳥カゴの部屋の191番』坂川栄治さん
第5回 『最高の贅沢』坂川栄治
第6回  『Timescapes』 広川泰士さん

第7回 『 STYLE 』  都築響一さん

1956年東京生まれ。「ポパイ」「ブルータス」誌の編集者を経て、80年代の現代美術の動向を網羅した全集「アートランダム」を刊行。現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けるかたわら、1993年、東京人のリアルな暮らし捉えた『TOKYO STYLE』(京都書院)を発表し話題になる。『珍日本紀行』の総集編『ROADSIDE JAPAN』(筑摩書房)で23回木村伊兵衛賞を受賞。現在も日本および世界中のロードサイドを巡る取材を続行中。

(ジェイン)こんにちは

(都築)いらっしゃい、久しぶり。

(都築)名前変えたの。何でジェインなんだよ!。

(ジェイン)今日は響ちゃんにアートの事教えて欲しいんだ。

(都築)僕は、肩書きは編集者・ジャーナリスト・報道だもん。

(ジェイン)え〜、そうなの。今とっても有名なアーティストじゃないの?

(都築)だって、編集者だもん…。最初にこういうこと(今みたいな活動)始めたのは、10年ちょっと前なんだけど。汚い、小さい部屋、写真とったら面白いな〜と思って、ヨドバシカメラの兄ちゃんたちに色々聞きながら,ちゃんとしたカメラ(4×5)買ったのが初めて。

(ジェイン)何処のカメラ買ったの?

(都築)リンホフなんだけどね。

(ジェイン)エ〜、凄いの買ったじゃない。

(都築)経済的にカメラマン雇えないから、自分で写真撮るしかなかった。カメラマンのギャラいらないでしょ(自分で撮影したら)

(都築)教えてもらって撮ったら、簡単に出来たよ。

(ジェイン)アオリを使わなかったら、簡単だものね。

(都築)『TOKYO STYLE』それで一人だけで作ったんだ?

(ジェイン)深夜番組で、(石川)次郎さんが作品の紹介しているのを見たよ。

愛用のコンピュータ

(ジェイン)木村伊兵衛賞受賞で写真家とみる人も多いんじゃないの?

(都築)編集者でジャーナリストだよ。

(ジェイン)アートと報道の違いって何?。

(都築)アーティストは、たとえばゴッホがひまわりの花を描くでしょ。それを見て、珍しい花と思う人、彼の見方が「オモシロイ」それがアート。植物図鑑に珍しいひまわりがあって、それを「正確につたえる」自分がやっている事、それが報道。素材に敬意を払いたいと常に心に思って仕事(取材したり写真撮ったり)をしているんだ。そこがアート(美術)と報道の違い。(自分は)アーティストじゃないんだ。ジャーナリスト…。

(ジェイン)エー、でもみんな響ちゃんの事アーティストだと思っているよ。ジェインもアーティストだと思っているからアーティスト対談してるんだもん

(ジェイン)アーティストって言われるの嫌なの?

(都築)別にいいんだけどね、自分は編集者のつもり

(ジェイン)なんで編集者なの

(都築)本が好きだからだよ

(ジェイン)今、本全然売れなくなってるし、本なんか無くなるんじゃないかと心配してるよ。響ちゃんみたいにポリシーを持った編集者の人がアーティストだって認められ活躍しているなら、これからももっともっといい本が作られるんだね

(ジェイン)わたしも良い本作りたくなった。


麹町のオフィイスはとても広く外国に来たみたい。 「ウッワ〜、凄〜い〜!」

(ジェイン)最近の仕事は?

(都築)今、アメリカの田舎に通って写真撮ってるんだけど…。

(都築)ぼくが写真(作品)を撮るとき、そのものに敬意をはらって

(都築)本物のアーティストだったらそのアメリカの田舎だろうが、秘宝館だろうがそれをあくまでも素材として使って、自分の世界を表現しているそれが真のアーティストなんだ。最近、いるでしょ、×××みたいに、日本には昔からいるオタクのやってる事を上前はねて商売にしている…、アーティストいるでしょ。世界的に、とか言われて持ち上げられているでしょ!。

(ジェイン)いいの〜、そんな事言って…。

(都築)いいよ、そんな事。ほんとの事なんだから。

(ジェイン)アーティストというより、凄い商売人なんだ?

(都築)そうだよ

(ジェイン)うらやましい…

(ジェイン)杉本さんもそうだけど、響ちゃんも自分で作品作るときのテーマ(目のつけどころ)、それが勝負所だよね。


(都築)よくさ〜、隙間見つけるの上手いんだよね〜って言われるんだけど、自分のやっているのは隙間じゃなくて王道なんだ。

(都築)自分はブルータスとかで長年やってきたけど、あのブルータスとかで良く紹介されている凄い綺麗なデカイ家に住んでいる人は少ないんだよ。だって取材するために(そういう人たち)見つけるの凄い大変なんだよ。ああいうのは、例外。ブルータスでやってる方が例外・マイナーなんだから、自分の方が王道なんだ。例外がスタイル(様式)じゃない。そこいらにたくさん無いとスタイルとは呼ばない。ほんとうに、そこにあるものでないとダメ。(都築)僕の作品作りは怒りが原動力なんだ。

(ジェイン)作品で吠えてるの?

(都築)負け犬の遠吠えみたいなものだよ。

(都築)例えば、インテリア誌を作っているプロの人達が、ブルータスでやっているような、まあ〜建物に例えれば金閣寺みたいな特別なものばかり取り上げたり、旅行雑誌が風呂(温泉)と飯(食べ物)だけしかやらないでしょ。そういうプロの人達がちゃんとやっててくれれば、僕は視聴者で済んだんだよ。プロ(インテリアや旅行雑誌の編集者)に比べれば、リサーチャーもないし、人手もないし、ノウハウもお金も無い僕が、やらないではいられないんだよ。ま〜、好きではあるんだけどね。

(ジェイン)ジャーナリスト魂なの? 響ちゃんて、そんな男らしかったんだ。

(都築)文化にも最前線がある。政治や社会に最前線があるように。文化になるかもしれないけど、ただのクズかもしれない。そのブクブクしてる状態を見極めたい。

(ジェイン)文化の最前線にいるジャーナリストって言っていいの?。

(都築)色物と思われているようなところもあるけどね! カーサブルータス見てると、みんな安心するのよ。だけど、それは最先端じゃない。その先があるのよ。僕はそっちに行きたい。

(都築)今の東京では狭くて汚い所に住んでいる人がほとんどなんだから、それがスタイルなんだよ。だから自分がやってる(仕事)のは隙間でもなんでもないんだ。ただ、そういうテーマを誰もやらないから、それをテーマにして作品(本)を作る自分が隙間産業みたいに言われるんだと思うよ。

(都築)秘宝館なんかもそうだったんだけど、今、そういう物を残しておかないと無くなっていってしまう。それが耐えられないんだ。

(都築)今、アメリカの田舎に通っているのもそのためなんだ。

(ジェイン)どうして編集者にこだわるの?

(都築)自分は印刷の上でキュレーションしてるんだ。ぼく(アーティストでなく写真家でもない編集者として)の最終ゴールは綺麗な本を作る事。だから印刷に耐えうるだけのもの(写真)を撮ったら十分なんだ。アーティストであり写真家の杉本さんの最終ゴールは、綺麗なオリジナルプリントを作る事。


(ジェイン)どんな生活スタイルなの?

(都築)8時か9時に起きて朝ごはん食べて

(ジェイン)何食べてんの

(都築)玄米ご飯に味噌汁とか

(ジェイン)え〜

(都築)いま気に入ってるのは、ワカメと水菜の味噌汁かな。

(都築)1時頃お昼食べて

(ジェイン)この辺(麹町)何処で食べてんの

(都築)お弁当食べてる

(ジェイン)何の弁当

(都築)ご飯とか、煮物とか詰めた弁当、自分で作ってきてるんだよ。

(ジェイン)へ〜、コンビ二弁当じゃないんだ〜。食生活もまじめなんだね。

(都築)いや〜だってさ〜、年の半分とは言わないけど、2/5は出張しているでしょ。(東京にいる時は)外食したくないわけよ〜。

(都築)家にいるときは、夜8時か9時頃に作って食べているんだ。刺身とか…。

(ジェイン)健康的。

(ジェイン)料理好きなんだね。


(都築)うん、そうだね。

(ジェイン)今度一緒に料理の本作ろうよ。

(都築)またまた、止めてよ。ぼくはプロじゃないんだから。

(ジェイン)わたしがいるでしょ。

(都築)ヘへへ…(笑)。









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