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ジェインのアーティスト対談

第1回 吉井宏さんとジェインの新春対談
第2回 ラジカルジェインの食いしん坊談義
第3回 ぼくのすいぞくかん館長友永たろさん
第4回 『鳥カゴの部屋の191番』坂川栄治さん
第5回 『最高の贅沢』坂川栄治
第6回  『Timescapes』 広川泰士さん

第8回 『くるりん絵本作家への道』とりごえまりさん

(ジェイン)対談も今回が8回目。女性初登場です。今回はジェインが何冊も本を持っている、絵本作家のとりごえまりさんです。

(ジェイン)羨ましい仕事ですね。きっかけは?。


(とりごえ)小さい頃から絵本が大好き。両親に本を沢山読んでもらったので…。 それ以来。

(ジェイン)一旦絵本からは離れますよね。

(とりごえ)大学(美大)に入って美術書などに触れて、海外の絵本がいいな〜と思って…。趣味で絵を描いていたの。

(ジェイン)専門が絵じゃなかったの?

(とりごえ)デザイン科…。だったから〜。

(とりごえ)私は一枚の絵を描こうと思っても、ストーリーからしか絵が浮かばないの。

(とりごえ)ストーリーがうかんで次に絵が生まれるので、絵本かけたら楽しいだろうな〜!って学生の時は思ってました。

(とりごえ)仕事を始めてからは、企画・デザインの仕事ですけど…。それ以来、東京に出て来て…。

(とりごえ)初めは化粧品のパッケージデザインがやりたかった。入れなかったので、おもちゃのデザイン事務所に一年間勤め、その後OSAMU GOODSを作っている会社「コージー本舗」の企画室に就職しました。

(とりごえ)絵本のよさを大人になってから改めて感じたのは就職してから。

(ジェイン)仕事を始めてから、どのくらいたって絵本作家になりたいって思ったの。…本気で。

(とりごえ)いつかはと思ってて…。27才になった時、30(才)を過ぎたときの自分を想像してみて、この仕事をしていていいのかな・・と考えた時に。

(とりごえ)絵本作家になれたらいいな〜と思って会社を辞めてしまった。辞めた頃、知り合いから教えてもらったのが「あとさき塾」そこのオーディションを受け、受かって通うようになりました。

(ジェイン)オーディションあったの。

(とりごえ)作品(絵本のラフ、またはイラスト数点)を提出するんです。わたし達の頃はそんなに凄くはなかったけれど、今は人気があって入るのが難しいそうですよ。


(とりごえ)通うようになってからも一年は元の会社で契約社員として働かせてもらっていました。その後は、ピングーのイラストの描きおこしを仕事としてもらってました。それが、今思うと画のいい練習になっていたと思う。手を良く動かすので画の練習になったと思う。

(とりごえ)あとさき塾は3年通って卒業。3年後の30才で最初の絵本を出版しました。

(とりごえ)最初の絵本を出すにあたって助けてくれたのが「あとさき」の指導者、土居章史さん。小野明さん。

(とりごえ)周りの友だちに「わたし絵本作家になるんだ」って言ったら、何いってんだよ!って言われがち。

(ジェイン)信じて頑張れば絶対なれると思ってたんだ。

(とりごえ)その時ばかにしないで「頑張ってね〜」と見守ってくれた友達もいたし。

(とりごえ)年に一冊だせるペースがベストだと自分では思ってたし、それ以上無理だと思ってました。

(とりごえ)最初は、一つ話を作り画を描き終えると疲れ果ててしまってました。描くエネルギーが一年に一冊がやっとだった。自分のペースでは。

(ジェイン)作・絵の仕事という事?。

(とりごえ)そう。


(とりごえ)最初の頃は丸ごと一冊絵本を作る以外に、小学館や学研などの挿絵やカットの仕事を声をかけてもらったらどんどんやっていました。今は、一緒に絵本作りませんかって言ってくれる人(編集者)が増えたから絵本中心になりましたが。

(ジェイン)待っている出版社の人多いもんね〜。一年以上待っているところ3〜4社はあるよね〜。

(とりごえ)うん!。

(とりごえ)待ってくださいって言い始めたのは5年くらい経ってからの事です。

(とりごえ)こういうの描きたい、という気持ちが今いっぱいで、その気持ちが失せないうちに描きたいって思っています。

(とりごえ)これからはばか売れは無理と思うけど、このスタンス守って地道に続けられて少しでも売れるものを出していきたいと思うんです。




(とりごえ)絵本に出てくるお母さんは私の母親像(まりさんのお母さん)なの。

(ジェイン)具体的には?

(とりごえ)くるりんなどのお母さんの事。

(ジェイン)絵本の中でいつも隠れながら子供の(くるりん)様子を見守っているあのお母さんね?。木の陰から覗いているあの背中もそうだよね。

(とりごえ)小学生の時お母さんに、学校で苛められているって話したら、そんなの大丈夫よって言うんだけど。実は学校に行く時コッソリ後をつけて、見守ってくれていた事を後から知りました。…そういう母でした。

(とりごえ)自分には子供がいないけど、そんな自分のお母さんを知らず知らずのうちにモデルに描いているんです。

(ジェイン)羨ましいね。私の母は自分の事しか考えない利己主義の人だから。


(とりごえ)一人っ子だけど私の好きなことやらせてくれたから感謝してるんだ。

(ジェイン)ジェインもそんな親になりたいな〜。子供に愛されるって最高の幸せだものね。

(ジェイン)猫を飼ってるんだよね。


(とりごえ)ロシアンブルー二匹と拾ってきたミックス。猫が大好きなんです。

(ジェイン)ピッケとポッケね!。

(とりごえ)ロシアンブルー姉弟の話です。

(ジェイン)いい話ね。姉弟の…。

(ジェイン)これもシリーズ化されてますね。キャラクターがシリーズ化されたら本物っていわれるけど・・。絵本の編集者がよく言うよ。ハリネズミのくるりんもそうだし。





(とりごえ)ロシアンブルーの一匹、喘息なんだ。

(ジェイン)猫ってセキするの?

(とりごえ)するよ、普通に。どの病院に連れて行っても「そんなのは体質だから直せない」って言われて…。

(とりごえ)ある時、猫専門の病院を見つけたんだ。

(ジェイン)猫専門の病院…?

(とりごえ)CAT HOSPITAL 。南部先生。

(とりごえ)この先生の所に行ったら、猫にもアレルギーはあるんだよと言われて。いろんな検査の結果喘息とわかったの。

(とりごえ)今も治療して頂いている。

(ジェイン)あ〜、まりさんの個展の時、2回も来てくれた人だね。

(とりごえ)先生は、絵本のお話を書いている作家でもあるの。

(ジェイン)最終日にお嬢さんが一人で来て、その後、おかあさん先生と…。ピッケとポッケの大ファンって言ってたね。

(とりごえ)南部先生とも一緒に本を出す予定なんだよ。



(ジェイン)じゃ、これからしたい事アル?

(とりごえ)最近、気になっている事があります。

(とりごえ)動物や子供の虐待が多くて…。そんな世間が悲しい。

(とりごえ)子供の頃、愛情を貰って育ったらそんな風にはならないと思う。きっと子供たちも絵本離れしてきているからかな〜?。せめて、昔から変わらない優しい気持ちを持って育ってくれたら…。

(とりごえ)いい大人が増えるように自分が貢献したい。

(ジェイン)夢みたいな事は?。

(とりごえ)優しい子に育つような絵本を生み出していきたい。図書館とかで講演会に呼ばれて話をして往きたい。動物も人間も仲良くして生きていけたらいいな・・って事を伝えていきたい。それがこれからの夢。

(ジェイン)それは、夢というより目標?。

(とりごえ)そうだね〜。

(ジェイン)ほとんど実現しているものね。

(ジェイン)夢はかなわないような出来そうもないような…?。

(とりごえ)夫と二人で、小さな島を買ってかわいそうなノラ猫たちを連れれいって猫島にする・・(笑)

(ジェイン)「エッ…」森の中のおうちで動物達に囲まれて幸せに暮らすんじゃないんだ〜。そんなイメージあるけど。

(とりごえ)あとは、夫と一緒にカフェを作りたい・・っていうのもあるかな。そこにはもちろん私の絵本がおいてあって。

(ジェイン)絵本の読者や編集の人たちみんな、まりちゃんの次回作待っているものね。ジェインもその一人。うちの子供も「とりごえまり」知ってるって。国語の教科書に絵が出ているから。

(ジェイン)そんな時、仲良しなんだよって自慢します。

(ジェイン)まりさんには、夜中に電話する事多いけど、生活スタイルはどんな感じですか?。


(とりごえ)午前中は寝てるから電話にでません、っていうかでられません。留守電になってます。担当の編集の方たちも朝から電話くれる人はいないし。

(とりごえ)夫が音楽関係の仕事なので、スタジオワークなどが多く夜型。それに合わせて夜型になりました。

(ジェイン)夜中の1時に「仕事中?」ってジェインが電話したら、「ちょうど、今ごはんの仕度中、キッチンに立ったところ…」といってましたよね。

(とりごえ)うちで、ちゃんと作って食べるのが好きなので。仕事がいそがしくても食事は作ってますよ。

(ジェイン)旦那さんの為?。いい奥さんだね。



(ジェイン)引越ししたんだよね。


(とりごえ)最近…。

(ジェイン)お部屋をキレイにしたり、お料理作ったり、毎日の生活を大切にしているまりさんのスタイル、ジェインは優しさを感じます。絵本にも出てるしね。

(ジェイン)今売れてきて仕事を待ってもらってる人たち多いけど、一つ一つ大切にして、丁寧に仕事しているところ、イイヨね。

(ジェイン)先日の原画展の時、CD買いに銀座の山野楽器に自転車でスイスイ行ってたけど?。


(とりごえ)家の近所でも、自転車は良く乗りますよ。

(ジェイン)じゃ絵本の世界でも、クルリン、自転車でお使いに行くの見られるね。

(とりごえ)楽しみにしてて…。




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